月と窓

アラフォーお一人様。ミニマリストとかお出かけとか人見知りとかズボラな生活とか。

感傷

直接雇用への切り替えにいろいろ書類が必要らしい。

そのひとつの、大学の卒業証明とやらを大学まで直接取りに行ってきた。

郵送もしてくれるとのことだったけど、なんか無性に行きたくなったので。

これはすごいことなのよ。幼稚園から大学まで、学校が、集団行動が、先生が、もう嫌いで嫌いで、よく不登校になったり不良になったり留年したりしないで卒業できたよな、って思う。もはや奇跡だと思う。ミラクル。

そんな場所に、卒業してから12年も経ってから無性に行きたくなるなんて私どうにかなっちゃったのかしら。

 

最寄りの駅を降りると、ちょうどバスが来ていて、走り出した瞬間、18歳の頃にタイムスリップしたみたいだった。バスから見える景色も驚くほど覚えていて、ふと目に入った空きテナントに、当時マツキヨがあったなーみたいのも思い出せた。

 

大学に着くと、これまた懐かしいのよね。校舎の匂いとかも懐かしい。

むかし、2号棟があったところがただの芝生になってたのはちょっと淋しかった。今日一番の感傷。卒業してすぐに、新校舎を立てるから寄付よろしく!みたいなふざけたお便りをもらったので、てっきり2号棟を建て替えるのかと思ってたけど、2号棟は取壊して、学園側に新校舎ができてたっぽい。ちゃんと見てこなかったけど。

2号棟、嫌いだったんだよなぁ。2号棟での授業はどれもクソつまんなくて。しかもエレベーターないし。トイレはゴキが死んでるし。

なのに、取壊すのはいいけど、そのまま更地(芝生にはなってたけど)ってのは、なんか寂しかった。

しかし2号棟以外は見事に12年前と同じだったな。学食までの道とか、学食が見える景色とか、駐輪場とテニスコートと駐車場とコンビニの感じとか。当時のまんま。

 

すごく懐かしかったし、なんか寂しい気持ちにもなったけど、やっぱり嫌いな場所だったな。あたし、あそこでは全然キラキラしてなかった。友達も勉強も、ぜんぶビミョーで。

 

あそこでもっと頑張ってたら、今とは全然違う将来があったかな?

結局いまの会社で派遣やって社員登用されてたかな?すごくそんな気がする。みたいなことを思いながら帰ってきた。

 

なんか知らんけど、行って良かったと思う。

もう二度と行かないと思う。